「がん」って自分には関係ない?【自分を守るケアと予防・乳がんのケース】
過日、医師とヨガ、アロマそれぞれのエキスパート3者が提唱する「乳がん予防講座」が行われました。
昨年、同講座を主催した事のある地方の友人から、「日本ブレスト協会理事が東京から出席で、大阪開催だからぜひ参加してみたら!」とメールが入った。
増え続ける乳がんをできるだけ発症させないように日常でてきるセルフケア方法を提唱し、サポートするという内容です。
そんな中。元SKE48のタレントで25歳で乳がんになった矢方美紀さんの日々をつづった日記が目に入りました。
テレビでの放映予定も見つかったものの、少しタイミングを逃してしまったみたいです。😅↓
BS1スペシャル
「26歳の乳がんダイアリー 矢方美紀」
昨年4月に左胸全摘の手術を受けてから1年。矢方美紀さんが“自撮り”の映像日記に記録した治療の日々と、「声優になりたい」という子供の頃からの夢に向けて動き出す姿を追いました。
<放送予定>
5月2日(木・休)BS1 午後9:00~9:45
5月6日(月・振)BS1 午後4:00~4:45(再)#乳がんダイアリー
www.nhk.or.jp↑「乳がん治療のこれまでとこれから」が詳しく綴られています。
ワタシの場合は特に乳がん家系では無いので、「スルー」と思っていたら、「乳がんの事だけでなくガン予防や病気にならないための濃い内容よ!」との一押しに動かされて、出席を決めました。
いつも勉強熱心で信頼できる同業者の友人情報なので、楽しみにして出かけることに。
朝10時から午後6時までみっちり丸一日、長時間の講座なので、ちょっとした覚悟でのお出かけです。
開催場所は大阪天満の扇町公園のすぐそばにある大阪北区民センター。
久しぶりの広々とした扇町公園が懐かしく、少し早めに着いて、周りの景観を楽しむ事にしました。
美しい緑色の樹木を眺めたり、親子れで遊んでいる姿をぼんやり眺めて、朝のつかの間の一人時間を満喫することが出来ました。
こんな時間を持つ事も精神衛生としてガン予防の一つになるのかもしれません。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | ||
男性 | 肺 | 胃 | 大腸 | 肝臓 | 膵臓 | 大腸を結腸と直腸に分けた場合、結腸4位、直腸7位 |
女性 | 大腸 | 肺 | 膵臓 | 胃 | 乳房 | 大腸を結腸と直腸に分けた場合、結腸2位、直腸9位 |
男女計 | 肺 | 大腸 | 胃 | 膵臓 | 肝臓 | 大腸を結腸と直腸に分けた場合、結腸3位、直腸7位 |
下は ガン罹患による死亡率を年齢階級別に表したグラフ。↓60歳を過ぎるころから急速に増えています。
現在も増え続けている乳がんですが、調べて見ると女性だけでなく男性にも乳がんがあることを知りました。しかも女性と同様に男性の患者数も年々増え続けているという事です。
(参考サイトです↓)
こちらのサイトでのがん情報によると「男性の乳がんはまれであり、 男性に発生するのは1%未満。乳がんはあらあゆる年齢の男性に発症し 診断時の平均年齢は60歳から70歳の間であり、すべての年齢の男性が罹患する可能性がある」といった内容です。
乳がんは女性のガンの中では最も患者数が多く、女性特有のがんと思われがちですが、毎年新たに500人前後の男性に乳がんが見つかっているそうです。
また家族の病歴として親族に乳がんの女性が多い男性において、発生率が増加するなどの家族的傾向が明らかであるとの事です。
この事からも、男女ともに他人事ではないことが分かります。
長時間に渡る講座内容は、講義と実習でほぼ以下の順で進められました。
- がんの発生メカニズム。がんは体内環境が作る実例
- 食の異常。病気の根本原因。体内に悪いものは入れない
- 活性酸素、代謝の改善をする水素の例
- 酵素、水素、ケイ素の関係例
- デトックスの方法で炭の例
- しこりの見つけ方実習
- 乳房へのアロマトリートメント実習
- ヨガによるホルモンバランス呼吸法実習
周りの乳がんに悩む女性へいつか役だつかも知れないし、将来自分にも罹患する可能性はゼロでは無いので気合を入れて(笑)拝聴させて頂きました。
午前は全て座学。午後からは継続して座学の後、しこりの見つけ方の実習。
時間をかけて各自、自分の乳房を色々な方向からマニュアルにそってチェック。
結構なお値段がするらしい乳がんしこりチェッカー2種。↓
これを使ってどんな風にしこりを感じられるのかを実習しました。
実習後には、胸部が軽くなって今までに味わったことのないスッキリ感が感じられました。
改めてアロマトリートメントの素晴らしい効果を実感!!。
乳房も自分の体の一部なので、時々は丁寧にアロママサージをしたいと改めて思いました。
使用したアロマ精油は:
- フランキンセンス(乳香)Frankincense(学名:Boswellia carterii カンラン科)
- レモン Lemon(学名:Citrus limon ミカン科)
- ラベンダー Lavender(学名:Lavandula officinalis シソ科)
講座では抗腫瘍作用のある精油やエストロゲン様作用のある精油など、各研究データーを元に確認をしていきました。
エストロゲンとは女性ホルモン(卵胞ホルモン)で、①中心的に働く良い働きのものと、それとは反対に②乳がんリスクを高めるもの、そして③乳がんの予防作用が報告され、抗血栓作用のあるものとの3種類があります。
加齢とともに良い働きをするエストロゲンが減り、良くない働きをするエストロゲンが増加すると言われます。
ここで使用した植物オイルは、マカデミアナッツオイル(Macadamia integrifolia)です。
これは加齢と共に減少する脂肪酸であるパルミトレイン酸を多く含みます。
この成分は血管や皮膚に活性効果をもたらしたり、皮膚組織の再生効果もあるとされる成分です。
ブレンドアロマのほのかな香りで自分自身も香りに癒されながら、ゆっくりと自分の体に対峙する時間でした。
最後にはガン予防のためのと題したヨガ呼吸法で、いくつかのアーサナ(ポーズ)を行いました。
ヨガに慣れない受講生もいて、呼吸とアーサナの連動が難しくて、呼吸するたびに肩やある部位が緊張したりと苦戦していましたが、😅 終了後は皆んないいお顔になっていました。(笑)
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新しい年号「令和」になって、初めて訪れた自宅近くの公園。
朝の陽ざしで見つけた可愛い「野草の詩」を撮ってみました。
BGMは自然音の鳥のさえずり、そよぐ風の音、近くを走る車の音。一年の中で一番好きな美しい5月模様です。
ガン予防の一つには心にストレスをためない事も大きなファクターです。
時には身近な自然に触れながら、自分自身の呼吸をみつめるのも良いかもしれません。
自律神経の一種で、精神的なストレスや日中の活動時に活発になる交感神経。
ある研究では、がんにこの交感神経が入ると、がんを攻撃する免疫の働きが弱まることや、慢性的なストレスが交感神経の働きを強めて、がんを進行させる可能性もあるとの報告がありました。
がんと神経、そして免疫との関係について、これからのより詳細な研究分析を期待したいです。
そして
心身をいたわりつつ健康に過ごせる「新しい平和な令和」でありたいものです。